🎮おずみんの物置なのだ🎨

自己満足な二次創作小説を置いたり、ゲームの変なスクショを置いたり、お絵描きを置いたり。よく分からんまとめ的なものも上げたりしまする。豆腐←の方推奨。R6Sメイン。

(#'ω'#)ノシ やっほー♪

F.O.O.L

完 全 に 過 去 捏 造 & 自 己 満 足

何でも良い方のみどうぞ
本当に何でも良い方だけだぞ!!
誰の話とは言わないけど、絶対読めば分かる

ある哀れな女の子の話をしよう。

その娘はジェシカといって、とても明るく、元気で、真面目で、とにかく皆から好かれる要素を全て持った女の子だった。両親も優しく、可愛い弟も居て、何不自由ない生活を送っていた、良い意味でこれといって特徴のない普通の子供でもあったんだと。まあ、生物学には天賦の才があったそうだがな。
唯一彼女が好きになれなかったのは、親の遺伝は全く関係ないような、明るすぎるブロンドの髪。本当は家族と同じ、ダークブラウンの髪になりたかったんだってさ。

そんな彼女は、中等学校まではこういった普通の生活を送ってた。
しかし、現実はそう甘くなく、彼女の世界に崩壊が訪れちまった。
父親が多額の借金を抱えていた事が発覚したんだ。
家族には優しい父親を見せてたんだが、裏ではギャンブルに狂い、日毎にその金額を増やしていっていたのだと、家族全員が初めて知った。
その時の母親の怒りは凄まじく、近所中に響く音量の喧嘩を始めて、子供二人はどうしようもなくなってたんだと。
結局それがきっかけで、父親は酒に溺れていく毎日、母親は過労死するのではないかというくらいまで働き詰める生活になっていっちまったそうだ。
何よりも最悪だったのは、酒に溺れれば溺れるほど、ギャンブル漬けになる父親だった。彼女と弟はそれに気付いていて、母親に何度も報告しようとしていた。けれど、そんなことをしようと思えば、父親に殴り飛ばされる毎日だったらしいぜ。
そして、彼女が学校を卒業する直前に、事件は起きた。
ちょっとしたことで父親の怒りを買い、彼女は動けなくなるまで殴られたのだ。それも、酔った勢いで零した酒を拭いてやっていただけだったのに。良いことをしていた筈なのに。
下腹部に鋭い痛みを覚えて、倒れ込む彼女。
遠のく意識の中、ぼんやりと見えたのは自分を庇う弟。
そして次の瞬間、父親が振り上げた酒瓶は丁度弟の首のあたりで折れ、深々と刺さってた。
弟の絶叫で、疲れ果てて寝ていた母親も飛び起きた。
赤く染まった部屋に倒れる子ども達を見て、母親は激昂し、それとほぼ同時に父親に殴りかかっていった。
恐らく娘も殺られたと思ったんだろうな。
結局、力の敵わぬ母親も弟と同じ末路を辿り、やっと理性を取り戻した父親は、自ら命を絶っちまったんだってさ。
彼女を残して、一家は無残に散っていったんだ。

さて、これで話は終わりじゃない。長いって?まあもう少し我慢してくれよ。

生き残った彼女は、ちょっとばかし頭が良いせいで、家族が死んだのは全て自分のせいで、自分だけが死ねば良かったと思うようになっちまった。そんなことを思っても今更どうしようもないけどな。でも、そんな馬鹿げた考えしか頭に入らなくなってきちまったんだ。
それに、可哀想なことに女の大事な臓器もやられて、子どもも産めなくなっちまったんだと。女の一番の喜びも奪われたんだ。
そして、彼女は挙げ句の果てに『自分を殺しちまった』。ジェシカであることをやめた。
分かりづらいって?
完全に女をやめ、名前も捨て、馬鹿になった。
って言えば分かるか?
女であることの意味がないから、男になった。
名前があると家族から離れられない気がしたから捨てた。
頭が良いと悪いことも全部考えちまうから、馬鹿になって、楽になろうとした。
幸い、その決断は遊学期間中で、周りにバレることなく彼女は『死ねた』。丁度良く親戚から出た多額の生活費も整形に回して、見た目も完璧に『殺した』。
そして、馬鹿でもできる仕事に、偽IDを使って就いた。
軍だ。
その中では、得意だった生物学を活かしてのし上がった。他の事に関してはイカれた野郎を演じ続けた。いや、むしろもう無意識、本来の自分で生活してるようなもんだ。

その娘、いやその男は、今じゃSASに入ってるって噂だ。もしかしたら、このレインボー部隊に来てるかも…?
ははっ、冗談だ。それにこの一連の話だって、本当かどうかは分かんねぇぜ?

では、そんな哀れな馬鹿男に乾杯するとしようぜ。
…なんつってな。