🎮おずみんの物置なのだ🎨

自己満足な二次創作小説を置いたり、ゲームの変なスクショを置いたり、お絵描きを置いたり。よく分からんまとめ的なものも上げたりしまする。豆腐←の方推奨。R6Sメイン。

(#'ω'#)ノシ やっほー♪

I give you beautiful love.

去年のクリスマスイヴにpixivに上げてた、自分の好きなNL詰め小説。
気分がのったので、一応こっちにも上げとく。
マイナーCP注意。

1,身だしなみにご注意 

ミュート×ヴァルキリー 

朝の日課。基地を二周程ランニングして、シャワーをサッと浴び、眠たい目を覚ます。 
ここまではひと月前と同じもの。私の日課に、新たにプラスしたこと、それはね。 
「おーい、朝だよ!起きてマーク!」 
私が一番大好きな、ねぼすけさんを起こすこと。 
合鍵を使って、彼の部屋のドアをバッと開き、元気に声を掛ける。案の定、彼はまだぐっすり夢の中。 
「机の上、こんなに散らかしたまま寝ちゃって。もしかして、また遅くまでジャマーいじってたの?」 
"ジャマー"という単語に反応して、突然目を覚ますマーク。どんだけ機械好きなのよ、全く。いつも、私が最初に呼びかけた時には全然起きないクセに。少しジャマーに嫉妬。 
「…おはよ、メーガン。」 
「おはよう、マーク。寝ぐせが今日も芸術的よ。」 
髪の毛を適当に撫でつけながら(肝心の寝ぐせは直せていない)、クローゼットにのろのろと向かう彼を見て、思わずどきりとしてしまう。 
長身で細身の身体に、軍人らしい、しなやかな筋肉。寝る時は必ず上半身裸だから、毎朝見ている光景だけれど、やはりカッコ良く思ってしまうの。 
「どうした、じっと見て。何かあるのか?」 
「いや、なんでもないわ。ただ、マークはやっぱりカッコ良いな、って思ってただけよ。」 
「〜っ、不意打ちはやめてくれ…」 
顔真っ赤なのも可愛いわ、と言って、さらに照れるところが見たい。そう思ったけれど、ここで少し気になることが。 
「ねえ、そのパーカー、一昨日も着てたよね?ズボンだって、同じようなものだし。」 
そう、服装のバリエーションが少な過ぎることに気付いたの。クローゼットをざっと見ても、同じような服しか見当たらない。 
「そうだが、これが一番楽な格好なんだよ。凝った服は嫌いだし、ファッションには疎いしな。」 
「そうかもしれないけど…」 
背が高くて、顔も端正、目はスカイブルーで、髪の色も美しいダークブロンド。そんな折角良いルックスなのに、服装で損してるじゃない。そう考えてみると、さらに気になることを思い出してしまう。 
この際だし、今まで思っていたこと、全部言おうかしら。 
「服装もだけど、あなた、猫背も直した方が良いわ。折角背が高いのに、勿体無いわよ。あと、髪も無造作過ぎよ。寝ぐせが付いたままなのは、どうかと思…んっ。」 
しかし私の小言は、最後まで彼に伝わらなかった。突然、唇を塞がれたから。 
「こっちからも不意打ち。さっきのお返しだ。」 
「〜っ、話を逸らさないでよ!」 
照れ隠しもあり、頬を膨らませて反論。真面目な言い合いなら絶対勝てないけれど、こういうことには自信があるの。 
でも。 
「そんな顔したって、説得力ないぞ。メーガンは本当に可愛いな。」 
そう言って、頭を撫でてくる。それに負ける私も私だけれど、全く、年上の面子が丸潰れよ。嬉しいけど。 
「もし、俺のファッションセンスが抜群で、背筋伸ばしてて、髪も整えていたら。今よりカッコ良くなってしまうかもしれないが、それで良いのか?」 
不意に、ダークブロンドの髪の一房を弄りながら、そう言ってくる。その癖は、何か面白がっている時のものだけれど、なんだろう。それに、カッコ良くなって、何がいけないの? 
「カッコ良くなったら、周りの女性に言い寄られるようになるかも、だぞ。それでも良いなら、猫背でも何でも、直しても良いが?」 
前言撤回。他の人にマークを取られるのは、絶対嫌だ。それにやっぱり、言い合いには勝てないや。それも、遠回しに"大好き"って言ってるような言い合いにも。 
「…やっぱ、このままでいて?私と一緒のマークで。」 
そう伝えると、嬉しそうな笑顔を見せてくれる。そんな表情一つ一つが愛しくて。 
「俺も、他の奴に好かれるより、メーガンとずっと一緒が良い。」 
やっぱり、マークはカッコ良い。 
その結論に至った、ある日の朝。


2,プレゼントの贈り方 

スモーク×カヴェイラ 

エコー×ヒバナ 

最近、エコーとか言う奴がウザい。 
理由?そんなの簡単、俺の可愛い彼女の周りをうろついているからだ。非番の時、よくドローン持ってチョロチョロしていて。 
「そうだカヴェイラ、例の話だが…」 
ほうら、まただ。何回"例の話"をしてんだよ。話す口実を適当に作りやがって。
そうやって廊下の角から二人を睨んでいると、 
「ちょっとスモーク、いいかしら?」 
「おうっ?!」 
突然、ヒバナがひょっこり顔を出してきた。 
「死角から出てくんじゃねーよ!びっくりしただろ?!」 
「あら、ごめんなさい。そんなことより、話があるんだけど。」 
そう言うヒバナも、少し不機嫌な様子。まるで、エコーを睨んでいた俺のように。 
「あんたの彼女さん、うちの優にべったりなんだけど?おかげで優が困ってるわ。」 
どうやら、ヒバナはヒバナで、うちの彼女にうんざりしているらしい。 
が。 
「ハァ?そのセリフ、そのままお前に返すぞ。タイナにまとわりついてきてるのは、お前の大事な根暗野郎だからな?」
どう見たって、エコーから話しかけているようにしか見えない。タイナは俺と話したいはずなのに、だ。 
「それに、向こうが『困ってる』って言ってたのか?自分の勝手な判断だろ。」
「なっ!確かにそうだけど…少なくとも、優は自分から話しかけるタイプじゃないわ!」 
ああっ、こうしてる間にも、二人が廊下を曲がって、見えなくなりそうだ。全く、悪いのはエコーだっつーのによ。 
「ちっ。こうなったら、二人に直接聞くぞ!それで悪いのがどっちか分かる、ってことで良いか?」 
「良いけど、優は絶対悪くないから!」
口喧嘩しながらも、二人の後ろ姿を急いで追って行く。なんだか置いていかれる気がしたから、なんてことは、口が裂けても言えないけどな。 
「…追いついたけど、なんで備品室なんかに?」 
二人が部屋に入ったので、一旦ドアの前でストップ。備品室と言っても、ここに来る用事はほとんどないような場所だ。
「よし。ヒバナ、お前が行ってこい。」
しかし、いざ直接聞くとなると、やっぱ緊張。だって、答えが怖いじゃんか。 
「なんでよ!言い出しっぺが先でしょ?」 
ヒバナも、少々および腰。 
そして、案の定また言い争いになる。 
「お前が行け!」 
「あんたが行ってよ!」 
「無理!怖い!」 
「それは私も同じよ!」 
気付けば、声のトーンは高くなっていき。 
ガチャ。 
「うるさいわね…こんなところでなにやってんのよ。」 
まあ、見つかるよな! 
これは引くにも引けない状況だし、思い切って聞くしかない。 
「タイナ、お前、エコーに浮気はしてないよな…」 
…決死の覚悟で言ったつもりだったが、最後がしりすぼみになる。もういい、どんな答えでも来い。 
「え?違うわよ。相談に乗ってもらって、乗ってあげてただけよ。」 
「…ん?」 
全く予想外の答え。『相談に乗ってもらって、乗ってあげてた』って、どういうことだ? 
「本当はクリスマス当日に渡したかったけど…はい、由美子。」 
エコーがヒバナに差し出したのは、小さな小包。その中には、花をモチーフにした、ルビーの輝くペンダントが。 
「えっ、プレゼント?!しかも、これ、ルビーじゃない!私の誕生石だわ!」 
「クリスマスプレゼントで何を渡すか、一人じゃ決められなかったの。そこでエコーも悩んでたって言うから、一緒に選んでた、って訳。備品室には、一旦隠しておくために来たんだけど、ばれちゃったわね。」 
ということは、二人とも、俺とヒバナのために協力してた訳だ。折角の気持ちを、俺の勝手な嫉妬で台無しにしちまった。 
「そんな落ち込んだ顔しないで?ほら、あんたにもプレゼントよ。」 
渡されたのは、小さなラインストーンの入った、二対のピアス。 
「あたしとあんた、二人でお揃いのピアスなんだけど、どう?」 
…嬉しくない訳、ないだろ? 
「ありがとな。すごく嬉しいぜ!これからも、こんな俺だけど、一緒に居てくれるか?」 
「もちろん!」 
とびきりの笑顔も、俺にとってはプレゼント。 
「優、本当にありがとう!とても嬉しい。」 
「ああ、僕も由美子が喜んでくれて、嬉しいよ。」 
抱き締め合っているエコーとヒバナ。そちらさんもお幸せに、だな。 
もう、今年のプレゼントは最高過ぎだよ。


3,コーヒーと甘いキス 

イェーガー×アッシュ 

今日は十二月二十四日、クリスマスイヴ。そして、私の誕生日。 
子供の頃は『プレゼントが一気に二つ貰える!』なんて、よくはしゃいでたっけ。うるさくし過ぎて、おばあちゃんに叱られたのも懐かしい。 
でも、イスラエル国防軍に入ってからは、ずっとパーティとは無縁になっていたの。 
今年も、一人でワインを開ける程度の筈だった。毎年、体当たりに近い告白で、何回もフられて。傷心を癒やす時間でしかなかったわね。 
それを変えてくれたのが、今隣に居る、イェーガーこと、マリウス。 
出身の国は違うし、二人とも喧嘩っ早いから、喧嘩だってよくする。でも、誰よりも心優しくて、強い正義感を持った人なの。 
「イライザ、どうした?ぼーっとして。」 
「ああ、なんでもないわ。少し考え事してただけ。」 
今みたいに、人の表情の変化にも鋭い。感情に疎い、なんて言われてたりするけど、それはただ単に、その後の行動が不器用なだけ。本当はとても気配りの良い人で、私は何度彼に助けられただろう。
苦味の強い、私好みのコーヒーをひとすすり。 
思えば、二人の最初の出会いも、この味のコーヒーと一緒だったわ。 
テルミットにフられて、一人閉じこもろうとした私に、温かい一杯のコーヒーを差し出して、ずっと話を聞いてくれた。それに、同じチームで気まずいだろうからと、こちらから言ってもないのに、フォローしようとしてくれた。 
そんな優しさに触れて、恋に落ちない訳が無いじゃない。 
そして、満月だったあの日、私達は付き合い始めたの。もう半年も経ってるなんて、想像もつかないな。 
「身体は大丈夫か?最近忙しくて、久し振りだったから、つい何回もしちまったが…」 
「ちょっと痛いけど、むしろ心地良いわ。だって、あなたと繋がれたんだから。」 
身体を重ねた後の微睡み。少し残った甘い痛みに、コーヒーの苦味が染み渡っていく。 
隣に最愛の人が居て、心も身体も一緒になれて。これ以上のプレゼントはないってくらい、嬉しいひと時。 
でも、それだけじゃなかったの。 
「イライザ。さっきのはクリスマスプレゼントだが、誕生日プレゼントも、いいか?」 
渡されたのは、白い小さな箱。まさか。
「どうか、俺と、マリウス・シュトライヒャーと結婚してくれないか?イライザ・コーエン。」 
そこには、ダイヤの白く輝く、美しい細身の指輪が入っていた。小さめのダイヤが幾つか連なる、いつだか私が憧れたもの。 
「まだ付き合って半年だけど、仕事柄いつ離れ離れになるか、わかんねぇからさ。指輪は仕事の時でも邪魔にならないよう、シンプルなデザインのものにしたんだが、どうだ?」 
なんなのよ、もう。優し過ぎて、嬉しくて、涙が出てくるじゃない。 
「はい…マリウス。あたしも、あなたと結ばれたい。指輪もすごく嬉しいわ。」
十二月二十四日。あたしの一番大好きな日に、一番愛する人と共に、最高のひと時。 
「愛してる、マリウス。」 
「ああ、俺もだ。イライザ。」 
永遠のような長い口づけ。 
そのキスは、コーヒーの苦味を打ち消して、二人を甘く染めていった。